THINGS
シークレット・ダイアリー
自営業を営むということは、ここ2年間、周囲で大きな話題となっている。ひとつには、私の周囲にいる人たちの多くが、エージェンシーを介した仕事を辞め、新しい方法を探し始めているということと、もう一つは、ドイツの政治家とメデ...
THINGS
自営業を営むということは、ここ2年間、周囲で大きな話題となっている。ひとつには、私の周囲にいる人たちの多くが、エージェンシーを介した仕事を辞め、新しい方法を探し始めているということと、もう一つは、ドイツの政治家とメデ...
PLACE
今夏、僕の友人の一人であるウイッケは、町外れの小さな村、ノイエンキルヒェンのスプリングホノフという芸術協会で働いていた。初めて彼女のもとを訪れたことが、ランドスケープアートとの最初の出会いとなった。 協会が設立され...
HAPPENING
僕が住むここ、ドイツのハンブルグには、ハンブルグ・アート校(通称、HFBK)という学校がある。ファインアートや商業デザイン、ビジュアル・コミュニケーション、彫刻、建築などを学ぶことができるこの学校では毎年、大規模な卒業制...
HAPPENING
アルネ・ヤコブセンの生誕100周年を記念して、現在ハンブルグのダイヒトーアハレンで、「アルネ・ヤコブセン:完全なモダン」と題した展覧会が開催されている。ヤコブセンは、1930年から70年代にかけて活躍したデンマーク人建築家。完...
PLACE
ベア・デーメルと、カーステン・フェラーという二人組がいる。どうやら彼らは、最近マルチメディアを扱う会社を発足したらしい。ベアは学校でグラフィックデザインを勉強したが、だからと言ってどこかの会社に就職して、雇われデザイ...
PLACE
ギャラリー・オブ・プレゼンスは、ハンブルグにある現代アートを紹介するギャラリー。このギャラリーがオープンしてからある、ある作品に僕は長い間感銘を受け続けている。それは、ボゴミヤー・エッカーという人物が考案し、制作した...
HAPPENING
今月は、ベータラウンジの「ライブ」について書こうと思う。そのベータラウンジの根本的な概念は、オンラインでコンサートを行うというもの。ミュージシャンやDJがクラブでパフォーマンスを行い、それらの音楽がインターネットのライ...
PLACE
ミニチュア・ワンダーランドは、世界最大級のミニチュア鉄道モデルの祭典。以前はハンブルグ市内のディスコで騒いでいた4人の男達が、彼らの子供時代の夢を実現させたものだ。プラモデル制作者のゲルハルド・ドーシャーとその16名の...
HAPPENING
ゲッティング・アップは、長年に渡りグラフィックデザインを手掛ける、ダイム、ダディ・クール、タセク、ストヘッドという4人のアーティストによって設立された。キャンバスにスプレーを吹き掛けること以外にも、展覧会の開催、ウォ...
PLACE
モジョ・クラブは、ハンブルグのいくつかある洒落たナイトクラブのうちの一つ。1991年にオープンして以来、ショップ、ラウンジクラブ、レコードシリーズ等、様々な活動を展開して来た。このクラブの設立者の一人である レイフ・ニュー...
PLACE
今夜何処で食べようか? 外食に行く時に、もしかしたらこれはあなたが直面する問題の一つかもしれない。でも、近所のイタリア、アジア、トルコ料理屋にはちょっと飽きが来ている。安くて美味しい料理を食べさせてくれる店なら沢山ある...
PLACE
ベルリンがまだ東と西に分かれていた頃、アレクサンダープラッツは、東のショッピング街だった。そこにある「アレックス」の愛称で親しまれているラジオタワーは、今のベルリンそのものと、急速に発展した地域の象徴となってい...
PEOPLE
ゲームが終わって、次はなんだろう?ロボットは眠るのか?ピクセルは無くなってしまうのか?サーキットボードは、落ち着くのか? ヒンターコンティ・ギャラリーで行われたゲームオーバー・リアリズムと質より量ということを主題に...
PLACE
ゴールデン・プードル・クラブはハンブルグにある僕のお気に入りのクラブ。歓楽街から5分程離れたとろに位置し、ハンブルグ最大のエルベ川に面した小さな建物だ。その隣は「ハーフェンシュトラーゼ」とよばれる不法占拠者が住...
PLACE
今月は、僕らの住む街「ハンブルガーバーグ」の印象について書こうと思う。もしハンブルグに行く機会がある人は、多分パーティー「KIEZ」やハンブルグの赤線地区にまで足を伸ばすことだろう。それでもまだ飽き足らなく、何か飲み...
HAPPENING
ジム・アヴィニヨンは、かつて自分は世界で最も速い画家だと言った。この場合の「速い」というのは、彼が数多くの作品を制作しているということを意味する。彼は、実際のカンバスの代わりにボール紙を使うなど、安価な素材を使って数...
HAPPENING
目の見えない世界とは、どのようなものなのだろうか?その答えを探しに、ダイアログ・イン・ザ・ダークと名付けられた展覧会に出掛けた。コンセプトは実に明解で、身の回りにある環境を室内に作り上げ、全ての光りを消し、真っ暗...